温泉に入る際、「できればメイクを落としたくない」「入浴後もある程度メイクを残しておきたい」と考える人もいるでしょう。
温泉では、湯気や発汗、水分、皮脂、摩擦などの影響によってメイクが崩れやすくなります。
そのため、メイクを完全に維持するのは難しいものの、事前の準備や入浴方法を工夫することで、崩れをある程度抑えることは可能です。
ここでは、温泉でメイクを落としたくない場合の具体的な対処法や注意点について詳しく解説します。
温泉でメイクを落としたくないときの基本的な考え方
温泉でメイクを残したい場合は、単に落ちにくい化粧品を使うだけでなく、メイクが崩れる原因をできるだけ減らすことが重要です。
特に意識したいのは、顔を濡らさないこと、汗をかきすぎないこと、顔をこすらないことです。
また、温泉施設によって利用上のルールが異なるため、施設内の掲示や公式案内も確認しておきましょう。
顔をできるだけ濡らさない
首から下だけ入浴する
メイクを残したい場合は、顔に温泉のお湯がかからないようにするのが基本です。
浴槽では首や肩あたりまで浸かり、顔をお湯につけないようにしましょう。
顔に直接お湯がかからなければ、ファンデーションやアイメイクが水分によって崩れるリスクを抑えやすくなります。
シャワーが顔にかからないようにする
入浴前に身体を洗う際も、シャワーが顔に直接かからないよう注意しましょう。
髪を洗わない場合は、首から下だけを洗う方法があります。
髪を洗う場合は、顔を上向きにしたり、シャワーの向きを工夫したりして、顔に水が流れにくいようにするとよいでしょう。
髪をしっかりまとめる
髪が濡れると、毛先から水滴が額や頬へ流れ、メイクが崩れる原因になることがあります。
そのため、髪が長い場合は、入浴前に高い位置でしっかりまとめておくと安心です。
ヘアゴムやクリップを活用する
ロングヘアの場合は、ヘアゴムだけでなくヘアクリップなども併用すると、毛先がお湯につきにくくなります。
髪を浴槽につけないことは、多くの温泉施設で基本的な入浴マナーとして案内されています。
施設ごとのルールを確認したうえで、髪が湯船に入らないようにまとめておきましょう。
ウォータープルーフタイプのコスメを選ぶ
温泉でメイクを残したい場合は、汗や水に強いウォータープルーフタイプのコスメを選ぶ方法があります。
ただし、ウォータープルーフだからといって、温泉でも絶対に落ちないわけではありません。
汗や皮脂、摩擦、長時間の入浴などによって徐々に崩れることはあります。
アイメイクは汗・水・皮脂への強さを確認する
温泉では、マスカラやアイライナーがにじみやすくなります。
そのため、アイメイクにはウォータープルーフタイプや、汗・皮脂に強いことを特徴としている製品を選ぶとよいでしょう。
特に目元は、無意識にこすってしまうと一気に崩れやすくなるため、できるだけ触らないことも重要です。
アイブロウも落ちにくいタイプを選ぶ
温泉後に眉が消えてしまうのが気になる人は、汗や皮脂に強いアイブロウを選ぶと便利です。
ペンシルだけでなく、リキッドタイプやティントタイプなども選択肢になります。
ただし、持続力や耐水性は製品によって異なるため、商品の表示を確認して選びましょう。
ベースメイクは薄く均一に仕上げる
温泉の日は、ファンデーションを厚く塗りすぎないこともポイントです。
ベースメイクを厚く重ねると、汗や皮脂でヨレた際にムラが目立ちやすくなる場合があります。
厚塗りを避ける
ファンデーションを何層にも重ねるよりも、化粧下地やファンデーションを薄く均一に塗るほうが、崩れた際にも目立ちにくくなります。
気になる部分だけコンシーラーでカバーするなど、必要最低限のベースメイクにするのもよいでしょう。
崩れても直しやすいメイクを意識する
温泉では完全にメイクを崩さないことよりも、入浴後に簡単に直せる状態にしておくほうが現実的です。
薄めのベースメイクなら、崩れた部分だけをティッシュで整えたり、パウダーやコンシーラーを重ねたりしやすくなります。
フェイスパウダーを薄く重ねる
ベースメイクの仕上げにフェイスパウダーを使用する方法もあります。
フェイスパウダーは発汗そのものを止めるものではありませんが、皮脂によるテカリやベタつきを抑え、肌表面をさらっと仕上げやすくなります。
皮脂が出やすい部分を中心につける
額や鼻、目の周りなど、皮脂が気になりやすい部分を中心に薄く重ねるとよいでしょう。
ただし、パウダーをつけすぎると、汗をかいた際に粉っぽさやムラが目立つ場合があります。
必要以上に重ねず、薄く仕上げることがポイントです。
メイクキープミストを使用する
メイクの仕上げに、メイクキープミストやフィックスミストを使用するのも一つの方法です。
製品によっては、メイクの密着感を高めたり、汗や皮脂による化粧崩れを抑えたりすることを目的として作られています。
ミストはしっかり乾かしてから入浴する
使用する際は、商品の説明に従い、顔から適度に離して均一に吹きかけます。
その後、しっかり乾かしてから温泉に向かうとよいでしょう。
ただし、メイクキープミストを使用しても、長時間お湯や蒸気、汗にさらされれば崩れる可能性があります。
温泉では長湯を避ける
メイクを残したい場合は、長時間の入浴を避けることも重要です。
入浴によって身体が温まると発汗しやすくなり、汗や皮脂によってメイクが崩れやすくなります。
無理に長時間入浴しない
温泉に長く入りすぎると、メイク崩れだけでなく、のぼせや脱水につながる可能性もあります。
体調を見ながら無理のない範囲で入浴し、必要に応じて休憩を取りましょう。
特に熱めの温泉では、長時間入り続けないよう注意が必要です。
顔の汗はこすらずに押さえる
温泉に入っていると、額や鼻、頬などに汗をかくことがあります。
その際、タオルでゴシゴシこすると、ファンデーションやアイブロウなどが落ちやすくなります。
清潔なタオルやティッシュで軽く押さえる
汗が気になる場合は、清潔なタオルやティッシュを肌にそっと当てるようにして水分を取りましょう。
強くこすらず、軽く押さえるようにすることで、メイクへの摩擦を減らせます。
入浴中はできるだけ顔を触らない
メイクを残したい場合は、入浴中に顔を触らないことも大切です。
濡れた手で額や目元を触ったり、汗を手でぬぐったりすると、メイクが部分的に落ちる可能性があります。
特に目元と眉は注意する
マスカラやアイライナー、アイブロウは、一度こすると大きく崩れてしまう場合があります。
汗が気になっても手でこすらず、タオルなどでやさしく押さえるようにしましょう。
顔にタオルを密着させすぎない
湯気や汗を防ぐために、タオルで顔全体を覆いたくなることもあるでしょう。
しかし、メイクを維持するという点では、タオルを肌に密着させすぎないほうが無難です。
タオルとの摩擦に注意する
タオルが顔にこすれると、ファンデーションなどがタオル側に移る可能性があります。
汗を取る場合も、顔全体を何度も拭くのではなく、汗が気になる部分だけを軽く押さえるようにしましょう。
なお、浴槽内にタオルを入れることを禁止している施設も多いため、各施設のルールに従うことも大切です。
サウナはできるだけ避ける
メイクを残したい場合、サウナはあまり向いていません。
サウナでは多量の汗をかきやすいため、ウォータープルーフタイプのコスメを使っていても、メイクが崩れる可能性が高くなります。
サウナを利用するならメイク崩れを前提にする
どうしてもサウナを利用したい場合は、メイクが崩れる可能性を考え、入浴後に直せるよう準備しておくとよいでしょう。
メイクをできるだけ維持することを優先する場合は、サウナを利用しないほうが現実的です。
入浴後のメイク直し用品を用意しておく
どれだけ対策をしても、温泉では多少メイクが崩れる可能性があります。
そのため、完全に崩さないことだけを考えるのではなく、入浴後に短時間で直せるよう準備しておくことが重要です。
最低限のコスメを持っていく
温泉に持っていくと便利なのは、以下のようなアイテムです。
- ティッシュ
- 綿棒
- あぶらとり紙
- コンシーラー
- フェイスパウダー
- アイブロウ
- アイライナー
- リップ
- 小型の鏡
すべてのコスメを持ち歩く必要はありません。
特に眉や目元、口元など、崩れると印象が変わりやすい部分のアイテムを中心に持っていくと効率的です。
フルメイクではなく薄いメイクにする方法もある
「完全なすっぴんにはなりたくない」という場合は、フルメイクを維持することにこだわらない方法もあります。
ポイントメイクだけ残す
たとえば、ベースメイクをかなり薄くして、眉やアイメイク、色付きリップなどを中心にする方法があります。
メイクする範囲を減らしておけば、温泉で多少崩れても目立ちにくくなります。
旅行先で入浴後に食事や外出の予定がある場合にも便利な方法です。
肌の状態によってはメイクを落とすことも検討する
メイクをしたまま温泉に入ったからといって、必ず肌荒れするわけではありません。
ただし、肌の状態や使用している化粧品によっては、汗や皮脂、摩擦などによって不快感や刺激を感じることがあります。
肌荒れしている場合は無理にメイクを残さない
すでに肌が荒れている場合や、汗をかくと刺激を感じやすい場合は、無理にメイクを残さないほうがよいでしょう。
また、入浴後にしっかり洗顔やスキンケアをしたい場合は、入浴前にメイクを落としておくほうがスムーズです。
温泉施設ごとのルールを確認する
温泉では必ずメイクを落とさなければならないという全国共通の一律ルールがあるわけではありません。
一方で、温泉施設によって入浴方法や衛生面に関する独自のルールが定められていることがあります。
施設内の掲示や公式サイトを確認する
温泉を利用する際は、施設内の掲示や公式サイトを確認し、その施設のルールに従いましょう。
特に、髪を浴槽につけないことや、タオルを湯船に入れないことなどは、多くの施設で基本的なマナーとして案内されています。
温泉でメイクを落としたくないなら「薄く・濡らさず・こすらない」がポイント
温泉でメイクを落としたくない場合は、落ちにくいコスメを使うだけではなく、メイクが崩れる原因をできるだけ減らすことが重要です。
ウォータープルーフタイプのコスメを選び、ベースメイクを薄く均一に仕上げたうえで、顔を濡らさず、入浴中もできるだけ触らないようにしましょう。
また、長時間の入浴やサウナでは発汗量が増えやすいため、メイクを維持したい場合は避けるのが無難です。
完全にメイクを崩さないことは難しいため、入浴後に簡単なメイク直しができるよう最低限のコスメを用意しておくと安心です。
温泉施設ごとのルールにも配慮しながら、自分の肌状態や予定に合った方法を選びましょう。
以上、温泉でメイクを落としたくない場合の対処法についてでした。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
